冬の夜が光と音であふれる。ロングランイベント「彩凛華®」。

今回紹介するのは、毎年１月下旬から２月中旬頃に毎夜行われるイベント「おとふけ十勝川白鳥まつり彩凛華®（さいりんか）」です。十勝在住の柳月スタッフ１０名が、おすすめのスポットとしてあげてくれるほど人気のイベントです。その中でも３名のスタッフに詳しく見どころなどを伺いました。

彩凛華はイベントの名前に表されているように、寒さが厳しい冬の夜、凛とした澄んだ空気感の中で音楽に合わせていろいろな色に光り輝く幻想的なイルミネーションショーが見られるイベントです。2000年から始まったこのショーは、回を重ねる度に美しさを増し、十勝の人々の冬の楽しみの一つとなっています。紹介してくれた３人も家族や友人、同僚と一緒に冬の行楽として何度も楽しんでいます。

会場一面には三角錐のオブジェなどが約600個も並び、音楽と連動しながら多彩な光が変化していきます。特設展望台から見渡すショーは、寒さを忘れてしまう程の美しさ。スタッフからも「キレイ！」「映えます！」という声が多く上がりました。

印象に残る三角錐のオブジェは、農業用の保温材を使用して作られています。農業用の資材を取り入れるところは、農業が盛んな十勝だから生まれた発想なのかもしれません。

ショーの他の見どころも。白い光に包まれる「光のトンネル」、光り輝く北の動物たちが点在している「光の動物園」、会場から温泉街に続く回廊「光のアリー」があります。中でもＭ村さんが好きなのは数年前に登場した光のアリーにある、ライトアップされた雪景色の夜桜「冬桜」。Ｍ村さんは雪と桜のギャップが幻想的ですっかり魅了されたそうです。2024年の光のアリーは昨年よりグレードアップされるそうなので、更に楽しみになりますね。

会場にはアトラクションもいろいろと用意されています。アトラクションの中でのおすすめをS木さんとK松さんが教えてくれました。それは「スノーラフティング」（有料）です。ショーの会場の隣にある特設コースをスノーモービルにけん引されたボートが疾走します。

「大人も楽しめるほどのスピード感ですよ！振り回される時のスリルが魅力です！」とＳ木さんが教えてくれました。Ｓ木さんは毎年２回乗るのが恒例なんだとか。「スノーラフティングに乗りながら隣のイルミネーションを見るのも動きがあってキレイですよ」とＫ松さん。

大人も童心に戻って楽しめるアトラクションですね。

他にはビニールハウスを利用した異空間「アイスプロムナード」があります。アイスプロムナードでは「モールショコレ」など温かいオリジナルドリンクを楽しむことができます。

 Ｍ村さんから耳よりな情報を一つ。会場のすぐ近くにつけ麺で有名な「田楽」というラーメン屋さんで体を温めるのもおすすめと教えてくれました。（過去の十勝ばなしで掲載）

2024年からは、入場に500円のイベント維持協力金が必要になります。ただし、音更町民、十勝川温泉(観光協会加盟ホテル)の宿泊者、小学生以下は入場無料。町民は公的身分証、宿泊者は宿泊施設でもらえるスタンプラリー付き入場券が必要なのでお忘れなく。

その分、例年よりもショーを一望できる展望台が大型化し、たくさんの人が展望台から楽しめるように。

ますます充実していく「彩凛華」。冬の十勝へ来た際は、ぜひ足を運んでくださいね。